自家製納豆の作り方②意外と知らない身近な菌、納豆菌!

前回は誰でもできる簡単自家製納豆の作り方を紹介しました。

今回は自家製で他の方法で作る納豆について、私が見聞きしたものや

意外とみなさん知らない納豆菌についてご紹介したいと思います!

 

前回は、すでにできあがっている納豆を利用して、大豆から納豆への作り方でしたが

実は納豆作りには納豆がなくてもできるです!!

なぜかというと、元々納豆菌というのは自然界に存在していて

特に植物に付着していると言われています。

 

なので茨城などで有名な藁納豆なんかは、藁に付いた納豆菌を利用して納豆を作っているんですね。

でもその納豆菌は藁だけでなくていろんな植物についていると言われていて、

なんなら普段納豆を食べているご家庭なら、何もなくても煮大豆を保温しておけば

納豆になる可能性も大です!

 

私がお会いした人では、今年育った竹

新しい竹の中には納豆菌が存在するので、切った竹の中に大豆を入れ

一晩保温しておけば、こちらも見事納豆になります!

 

納豆菌というのは環境さえ揃っていれば一晩で何倍、何百倍、何万倍という勢いで

増えることができるので、目には見えていない納豆菌ですが

一晩で大豆を納豆に変身させることができる訳なんですね!

 

それくらい強い菌なので逆に困る場面もあります。

それは酒造り。

ご自宅でご家庭用に米からお酒を作る人はそういないと思いますが(^^;

 

私はご縁があって田舎町の酒蔵でお手伝いさせてもらう機会があり

事前に働く前の注意点として言われたのが、

酒造りに関わる間は納豆を食べない事、柑橘類、特に冬場なのでみかん。あとはヨーグルト。

これらを食べないように注意を受けました!

みかんに関しては皮を触らなけば、食べてもいいそうですが

納豆は当日だけでなく、酒造りに携わる間はずっと食べない事。と言われました。

 

理由は納豆菌が麹菌より強いからです!

みかんや柑橘類も、菌が多いからですね、みかんの皮とか悪くなるとよくカビてくる、あれです。

ヨーグルトは乳酸菌ですね。

これらの菌は強くて、手を洗ったとしても爪の間などに落ちきれずに付いている可能性が高い上に

目には見えないので、菌を酒蔵に持ち込まない為にも食べるのを制限するとの事でした。

 

ちなみに酒造りに使われる麹というのは

人間が酒づくり用に選び抜いてきた麹なので、美味しいお酒を作るのには欠かせませんが

自然界では繁殖できないくらい弱い菌なので

自然界でも元気いっぱい強力な納豆菌や乳酸菌、カビ類の侵入は防がないといけないんですね。

 

酒づくりには大敵になる納豆菌ですが

こう聞くと、納豆菌はどこにでもいて、条件さえ揃えば納豆つくりは簡単なんだとわかって頂けますかね?(^^)

 

納豆菌に必要なのは甘い糖類とタンパク質!これは煮大豆の表面ににじみ出ている成分なので、

煮大豆+温度(30~40度)があればできるということです!

 

私は湯たんぽと毛布を利用しましたが、コタツでもできますし

湯たんぽ+クーラーボックスもいいと思います。

 

昔のように自然にあるものだけとなると藁や葉っぱでくるみ、

さらに地面を掘ったり、藁をかぶせたりして保温する必要があり

かなり大変な作業ですが

今は湯たんぽを利用すればできるので🙏✨

プラスチックが嫌な方は、陶器の湯たんぽなんかもありますしね!

 

納豆大好き!!発酵大好き!!という方でなくても

お子さまと一緒に普段食べている物を自作してみるという経験もおすすめです。

野菜やお味噌づくりなど、日数がかかるものではなく一日で試せるのもいいところです(^^)

自分で作ったものはいつもより美味しく感じるはずです!

ぜひ一度お試しください♪

 


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